ゲームの腕がなくてもできるeスポーツの仕事

ゲームの腕がなくてもeスポーツの仕事に就きたい、チームの役に立ちたいという人から注目を集めているのが、eスポーツマネージャーやチームアナリストだ。
マネージャーは、選手が集中して練習できる環境づくりやチームのPRなどを行う、プロゲームチームにはなくてはならない存在となっている。
所属・担当選手の大会へのエントリーやスポンサーとの交渉も、仕事に含まれている。
一方、チームアナリストには、選手やチームのサポートよりも試合に勝利するための知識・経験や高い戦略性が求められる。
チームを強化するために必要な練習方法を見つけ出したり、対戦相手のデータを集めて対策を練ったりと、チームの頭脳として活躍できる職種でもある。

マネージャーやチームアナリストとは異なり、チームの外からeスポーツの魅力を伝えるのが、ライターやキャスターといった職種だ。
どちらもeスポーツの良さを世間に広めて業界を活性化させるといった役割がある。
ライターは、選手インタビューや担当するゲームの攻略、大きな大会のレポートを、取材や調査をもとに記事にする。
キャスターには、大会の試合状況を分かりやすく解説しながら観客と視聴者を盛り上げるスキルが必要とされる。
ライターとキャスターには、担当するゲームに対する知識を勉強することや、ゲームに対する知識がない初心者に面白いと感じさせるボキャブラリーが求められる。
選手から欲しい情報を引き出したり、観客から共感を得るためのコミュニケーションスキルも必要だ。