eスポーツに携わる人の仕事

eスポーツという言葉がメディアなどで取り上げられることが増えてきて、知名度は日増しに上がっている。
しかし知名度は高まっているものの仕事としての認知度はまだ低く、「ただ単にゲームをしてお金をもらっているだけ」と思っている人が多いのが現状だ。
そこで今回は、eスポーツに携わっている人はどういった仕事をしているのか、他の業種と比較しながら考えてみる。

まずはeスポーツの業界の主役であるプロゲーマーだ。
彼らは大会での賞金はもちろん、スポンサーとの契約料なども獲得している。
海外の著名なプロゲーマーの中には、CMなどの広告出演料を選手も存在する。
この点において、テニス選手やゴルフ選手も同じような手段でお金を稼いでいる。
このことから、プロゲーマーは仕事として成立していると言えるだろう。

次に実況者だ。
プロゲーマー達の試合の引き立て役として、実況者は欠かせない。
彼らの中にはフリーで仕事をこなす人もいるが、大半は試合が放送されるネット配信サービスなどと契約して報酬を受け取っている。
この点において、野球中継やサッカー中継の実況者においても、主な配信媒体に違いがあるとはいえ、契約をして報酬を受け取るという関係は同じである。
このことから、eスポーツの実況者も仕事として成立していると言えるだろう。

最後に会場の運営者だ。
プロゲーマーも実況者も、試合を開催する会場がなければ活動することはできないため、会場運営者は欠かせない。
彼らは試合会場を前もっておさえ、観客の来場収入からいくらかを受け取り収入を得ている。
この点において、アーティストのコンサート運営者など行っていることは同じだ。
このことから、会場の運営者も仕事として成り立っていると言えるだろう。